今までは、常微分方程式等、1変数のものを扱ってきた。電磁気学に現れる、ラプラスの方程式は、電位をVとして、
![[Graphics:Images/index_gr_1.gif]](http://www.mns.kyutech.ac.jp/~kamada/keisan8/Images/index_gr_1.gif)
と書ける。前章で見てきたように、2階の微分は、差分を計算すれば、
![[Graphics:Images/index_gr_2.gif]](http://www.mns.kyutech.ac.jp/~kamada/keisan8/Images/index_gr_2.gif)
となる。いま、Δx=Δy=Δzを仮定すると、(8−1)、(8−2)から、直ちに
![[Graphics:Images/index_gr_3.gif]](http://www.mns.kyutech.ac.jp/~kamada/keisan8/Images/index_gr_3.gif)
![[Graphics:Images/index_gr_4.gif]](http://www.mns.kyutech.ac.jp/~kamada/keisan8/Images/index_gr_4.gif)
となり、最隣接点の平均が、V(x、y、z)の値になる。簡単化のために、2変数x、yの2次元の場合を考えていこう。この場合は、(8−4)は、
![[Graphics:Images/index_gr_5.gif]](http://www.mns.kyutech.ac.jp/~kamada/keisan8/Images/index_gr_5.gif)
となる。したがって、2次元空間で、境界のVが与えられれば、(8−5)を繰り返して計算していけば、収束するだろう。図のような形ABCDEFをした図形の電位を計算していこう。Bの点を原点にすると、それぞれの頂点の座標は、
![[Graphics:Images/index_gr_6.gif]](http://www.mns.kyutech.ac.jp/~kamada/keisan8/Images/index_gr_6.gif)
となる。ABCDEFの辺には、予め電位が与えられている。例えば、
![[Graphics:Images/index_gr_7.gif]](http://www.mns.kyutech.ac.jp/~kamada/keisan8/Images/index_gr_7.gif)
プログラムの例は、以下のようになる。
![[Graphics:Images/index_gr_8.gif]](http://www.mns.kyutech.ac.jp/~kamada/keisan8/Images/index_gr_8.gif)
結果をgnuplotでプロットすればこのように描ける。(Animation)
問題)C言語で、以上のプログラムを作成せよ。
偏微分方程式は、一般に解くのが難しい。上述したラプラスの方法は、特にやさしい。実際は、必ずしも等間隔に点を取れるとは限らない。その場合、(8−4)式は使えなくなる。有力な方法に、有限要素法(FEM)や境界要素法というものがある。
H.Kamada
Converted
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