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「数理物理」講義ノート

第三章:ニュートン法による方程式の数値解

物理の問題には簡単に分けて、

[Graphics:Images/index_gr_1.gif]

といった数学的な技術が必要である。方程式が、多項式の場合であっても、5次方程式以上の一般解は、[Graphics:Images/index_gr_2.gif]の根号と四則演算だけで、解析的に計算は出来ないことが証明されている。(ガロアの定理)まして、問題は、多次方程式ではない場合がほとんどである。
ここでは、具体的に、次の様な方程式を定量的に解いてみよう。[by mathematica]

[Graphics:Images/index_gr_3.gif]

[Graphics:Images/index_gr_4.gif]

[Graphics:Images/index_gr_7.gif]

 

図をみて分かるように、2つ根がある。これをニュートン法という方法によってf(x)=0の解を解いていこう。考え方は、関数f(x)が解の付近で単調になっていれば、最初に仮定した点(初期値:x=[Graphics:Images/index_gr_8.gif])での関数の接線を引き、そこでのx軸への接点を次のxの値として求め、何度も収束するまで、繰り返す方法である。n回目のxの値を[Graphics:Images/index_gr_9.gif]とすると、([Graphics:Images/index_gr_10.gif],f([Graphics:Images/index_gr_11.gif]))の点での接線の方程式は、

[Graphics:Images/index_gr_12.gif]

と与えられ、y=0の解を次/の x すなわち、[Graphics:Images/index_gr_13.gif]とする。フローチャートをみよ。

[Graphics:Images/index_gr_14.gif]

C言語で以上のことをプログラムすれば、以下のようになる。

[Graphics:Images/index_gr_17.gif]

 

mathematica で一回目をみれば、確かに

[Graphics:Images/index_gr_22.gif]

 

値を得ている。
問い)収束したx=1.512135という解をえたが、もう一つのx=0.619061の値を得るにはどうしたらよいか?

問題:ルジャンドル関数のゼロ点

次の漸化式で定義される多項式をルジャンドル関数(多項式)という。

[Graphics:Images/index_gr_23.gif]

n次のルジャンドル関数は、n次の多項式で、微分は次の式を満たす。

[Graphics:Images/index_gr_24.gif]

こんな漸化式もある。nが0でない偶数の関数で、そのゼロ点([Graphics:Images/index_gr_25.gif]0)をx=0に近い解を求めよう。

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                                                    H.Kamada


Converted by Mathematica      March 15, 2002