今日の高精度の現実的核子核子ポテンシャルとして知られているものから、我々はしばしば、Nijm
I, Nijm II, Nijm 93, AV18, Bonn B を採用する。cd
Bonn は Bonn B の charge
dependent な 改良型で、これも用いる。それそれのポテンシャルは、350MeV
(lab)、までの核子核子散乱データを の高精度で再現するものである。多くの解析されたデータの中で、その幾つかを示す。先ず、全断面積、微分断面積、偏極量の順にグラフを示す。
弾性散乱のオブザーバブル
全断面積
微分断面積
微分断面積
微分断面積
偏極量
W. Gloeckle et al., Physics Reports 274 (1996)
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高いエネルギーの領域では、次第に理論値が実験からずれてくる。その原因はポテンシャルが耐えられなくなってくるのが1つであるが、相対論的な効果が現れている可能性がある。