量子力学特論Advnced Quantum Mechanics 最終更新:2009.7.23
大学院博士前期課程 前学期 選択 2単位
担当教官 岡本 良治
1.目的
近年、量子デバイスなどエレクトロニクスや物質工学の基礎および応用の分野において、
量子力学の果たす役割はますます重要になってきている。本講義では量子力学の基礎的な
実験事実と基本法則から始め、スピンを含む角運動量合成とスピン自由度の起源、
第二量子化を論じ、(有限)量子多体系を取り扱うに必要な基礎的事項を習得させる。
2.授業計画
(授業の予定と進捗状況) 九工大・情報科学センターの学習支援システム(Moodle)の中に掲載。
アクセスするためには登録キー(パスワード)が必要で、授業中に知らせました。090530記録
学部講義「量子力学」を受講していない大学院生諸君は
準備中の「基礎量子力学」(学部2年後期), 「量子力学」 (学部3,4年前期)
も 参照してください。
(以下は、授業関連資料)
量子現象
量子力学の基本法則→「量子力学」ホームページの基本法則を参照
1次元系の量子力学→「量子力学」ホームページの1次元系を参照
2,3次元系の量子力学→「量子力学」ホームページの2,3次元系を参照
軌道角運動量、スピン角運動量、角運動量の合成(要点)
→「量子力学」ホームページの角運動量、スピンを参照
(要約)量子多体系の記述 090611 大幅加筆
(要約)量子多体系の平均場近似(2)ハートリー・フォック近似
(要約)スピン依存有効相互作用の発現と化学結合の仕組み 090702大幅加筆修正
(要約)多電子原子の電子配置と性質
(要約) 電磁場の量子化 加筆修正090716
4.評価方法:講義への積極的出席態度、レポートを総合して行う。
5. 参考書:小出昭一郎「量子力学(I,II)」裳華房
図書番号420.8、K-4、5-1abc;420.8、K-4、5-2abc