MENU
HOME 研究室近況・イベント
プロフィール 研究内容
担当講義 研究室メンバー
出前講義 アクセス

理系(技術系)人材養成のためのプロジェクト学習について
(サブタイトル: 企業で求められる人材とは?)

【テーマの概要】
現在のように日本が先進国になったのは、高度成長期(1960 年代~)・安定成長期(~1980 年代)に、 技術立国としての“ものづくり”技術が世界を席捲したおかげです。

多くの先輩たちに感謝です。当時は欧米技術に追いつくことのみ が最大の目的であり、そのため理工系学部においては、基礎技術(数学・物理..)、 および先端技術(機械工学、電気電子工学..)を習得することが大学生にとって 重要とされることでした。
しかしながら近年、自動車・電機・IT 等の製造業メーカー、その他の企業に おいて、採用する大学生に対する判断材料が大きく異なってきました。具体的に は、企業が採用で重視する能力として、以前に最重要項目であった「高度な専門 技術」はそれほど求められず、「主体性」、「コミュニケーション能力」、「実行力」、 「チームワーク・協調性」の順になってきました。

このことに対して、大学での教育も変わらなければなりません。大学での工学 教育は、従来型の知識や技術の伝授よりも、学生個々人に適した技術者としての “方法論”の習得と確立を重視するべきです。
この点でPBL(Project-Based Learning、課題解決型学習、プロジェクト学習、グループ学習)では、5人程度 でチームを構成し、解決方法が知られていないプロジェクトテーマを設定するた め、学生は自主的・意欲的に取り組み、その過程で自分の“方法論”を獲得する ことができます。結果、通常の講義等では得られない実践的な力(課題解決能力、 プレゼンテーション能力、論理的思考力、モデリング能力、デザイン力など)を 身に付けることができます。

実践を交えながら、現在の社会が求める技術人材や PBL(プロジェクト学習)について説明します。

【対象者】
■ 高校生
■ 高専生
■ 予備校生
■ 中学生

【その他】
加えて、タイムマシーン(時空間旅行)のお話(未来の地球に行くお話)について、SF小説的に説明します。