VTR「元素の起源を探る」の鑑賞の感想文

(九州工業大学工学部34年向け「原子力概論」講義の授業中(2002.10.16)上映)

 

学生1

正直すごくおもしろかったです。ビッグバンが起きて元素が誕生していくまでのプロセスを映像で実際に表現していて、とても興味深かったです。教科書ではなかなか想像できずに理解できなかった部分もこのビデオのおかげでおもしろいくらい理解できました。いま、この地球に存在する全ての元素が誕生していくのにも段階があって、宇宙の温度や、中性子などの微妙な関係によって新しい元素誕生へと発展していった。まさに奇跡と奇跡の重なり合いのように思えました。こういう分かり易いビデオをどんどん見ていきたいです。

 

学生2(物質工学科 材料コース)

分かり易く大変面白かった。普段、物質が何から構成されているのか等考えたことがないが、全ての物質が、ミクロの世界からできていると思うと不思議です。

 

学生3(物質工学科 応用化学コース 3年)

ビデオ前半は、前期のリレー講義「現代の宇宙観」で見たことある内容で、「宇宙が晴れ上がる」とか「火の玉宇宙」とかは聞いた事あるなと思いつつ見ていたが後半のSプロセスとかなんとかになってくるとやはり良く分からないというかイメージしにくい内容になっていった。一番関心をもった、というか感動した、というか驚いたことは、ヘリウム原子の構成からはじかれた中性子の絶妙な寿命で、(148分だったかな?)これは本当にすごいと思った。これが少しでも遅かったら今、自分達はこの場に存在しないわけで、なんだか宇宙を身近に感じられた。

 

学生4(機械知能工学科、宇宙工学コース 仮4年)

元素が生まれるプロセスの一つである核融合反応について、現在私は興味を持っているのですが、水素からヘリウムの生成過程が視覚的に分かりやすく、理解が深まりました。この分野の研究、特に核融合反応のエネルギーの有効利用について、直接ビデオとは関係ありませんが、授業で少しでも教えていただきたいと思いますので、この機会に先生にお願いしたいと思います。

 

学生5(機械知能工学科、機械情報コース)

「元素誕生のなぞに迫る」ということでビデオを見たわけだが、今何気なく生活している中に存在する元素が生成されるまでにどのような反応過程があったかということがおぼろげながら理解する事ができた。ベータ崩壊を繰り返して重い元素ができあがったこと、Sプロセス、ラピッドプロセスを経て、238Uまでたどりついた事など、今まで知らなかった奇跡的な反応を知ることができ非常に勉強になった。中性子がもしあの寿命じゃなかったら・・・、今自分たちはこうして生命を得ることができなかったんだと思うと、まさに奇跡としかいいようがないのではないだろうか

 

学生6(物質工学科、材料コース 3年)

一言で言うと、とにかく分かり易かった。特に三次元の図を使った同位体元素の表が分かり易くて良かった。「ハイゼンベルクの谷」は始めて聞いた言葉だったが、良く理解できた。もう一度見たいと思った。

 

学生7(物質工学科 応用化学コース 3年)

有機化学を勉強しているので、分子から分子の合成は良く考えるが、元素はどうやってできたのかまで、ほりさげて考えることはあまりなかったので、いい勉強になった。

 

学生8(機械知能工学科、機械科学コース 4年)

最近話題のニュートリノについて少し理解できた。星の誕生までのプロセスをやって欲しい。後、湯川先生が何をやっていたかやっと分かった。

 

学生9(機械知能工学科、機械科学コース)

原子が創られる過程が分かって良かった。

 

学生10(物質工学科 応用化学コース 3年)

存在可能な元素に対して、実際に存在している元素がどういう位置に属しているものかがCGで見やすかった。印象に残ったことは、巨大なウラン等の原子は不安定な原子を通ってできていること。そして人間が宇宙の星のチリからできていることに自然のスケールの大きさを感じた。

 

学生11(電気工学科、情報コース)

ビデオの始めの方は高校までに習った内容のものが多く、図解で示される分、ビデオのほうがより深く理解する事ができました。逆に、ビデオの終りの方では起こっていることがなんとなく分かっても、それがいまいち理解できなかったのが自分にとって残念でした。それでも元素の生成過程は一通りのものでなく、偶然必然などのさまざまな要素のバランスによって生まれてきたことを知れたことが収穫でした。

 

学生12(物質工学科 応用化学コース 3年)

ビッグバン超新星等大まかにしか知らなかったことについて整理、理解できた。  

 

学生13(物質工学科 応用化学コース)

元素の種類が陽子と中性子の数により不安定なものも含めて、4000種類もあるということに驚いた。超新星爆発によることで、ウランなどの重い原子ができたということだったが、地球にある天然のウランはどのくらいあったのかということを知って、それには限りがあるだろうと思った。

 

学生14(物質工学科、応用化学コース)

なんで、超新星爆発で、ウランなどの原子ができるのか、分からなかったので大変ためになったと思う。鉄が一番安定な元素なのに、その上の元素が、なぜ存在するのか、地球上の元素は、どこからきたものなのかなどの説明が、簡単に説明してたので良かった。

 

学生15(機械知能工学科 宇宙コース)

自分は宇宙開発事業に興味があるのだが、その研究開発の一部が、さらに根本に当たる科学の研究に利用されていることを知って、これからの宇宙開発にはまだまだより大きな可能性があるのだということが分かった。

 

学生16(物質工学科 応用科学コース 3年)

現代の宇宙観を受講していたので、理論上のことや元素比が宇宙誕生の三分後に決まった等の基礎知識があり分かりやすかった。しかも、CGも多く使われていてそれぞれの事柄がイメージしやすく、より一層理解を深めることが出来た。とても有意義なビデオだと思う。

 

学生17(物質工学科、応用化学コース 3年)

原子の構造にもさまざまな作り方があるのに驚いた。しかもとてもすごい確立で今の世界があり、原子を作る過程にも壁があり、それを乗り越える偶然な存在に驚いた。

 

学生18(電気工学科、電気コース 3年)

何故、元素が誕生したかということを知ることは、何故星が生まれたか、また何故人間が誕生したかということを知ることと同じ意味をもつことになり、全ての事体の根元を知ろうとする事であり、とても興味を持つことが出来た。

 

学生19(物質工学科 材料コース 2年)

原子核を構成する陽子、中性子の組み合わせが低いエネルギーから作られていき、その過程が幾通りかあったことは知らなかった。

 

学生20(電気工学科、電気コース 3年)

宇宙の誕生はビッグバンから始まったなど聞いた事はあったが、それまでの時間も何もない世界とはどういうものなのか想像がつかないと思った。太陽がどのように、あんな巨大なエネルギーを放出しつづけているのか、なんとなくだが分かることが出来て興味深かった。

 

学生21(電気工学科、電気コース 3年)

原子が陽子と中性子とが結合していることは知っていたが、原子核がどのようにしてできたのかは知らなかった。さまざまな原子核と陽子と中性子の衝突によって質量数の重い原子核ができていることが分かった。ビデオを見てもっと詳しく原子について知りたいと思った。

 

学生22(機械知能工学科、宇宙工学コース 3年)

このビデオを見て、宇宙の壮大さを改めて痛感しました。そして、私たちの存在していることの意義を考えさせられました。我々まで行きつく過程というのは、私達にははかり知れない歴史を持っています。こう考えると、我々人間は、何のために存在しているのか?宇宙の歴史の単なる一部でしかないのではないか?等、不安ばかりに襲われます。しかし、我々は宇宙の誕生から歴史までを少しなりでも分かるようになってきました。例え宇宙の歴史の一部で、宇宙の成長過程のほんの一部だとしても、我々は宇宙を知ることで少しでもここに存在しているということに、意義が見出せるのではないかと感じました。このビデオは、私に新たな興味を与えてくれたと思います。

 

学生23(機械知能工学科、機械科学コース 3年)

絵で説明して分かり易い感じがする反面、アルファー崩壊などの予備知識が必要かもしれない。そういった予備知識を持ってみれば大変分かり易いものだったと思う。

 

学生24(電気工学科 電子コース)

宇宙の誕生から元素が生まれるまでという今まで知らなかった部分も出てきてとても興味がわいた。原子を加速させてぶつけて壊すということをやっていることは知っていたが、それでどういったことをしているのか知らなかったが、知ることもでき、この分野に興味を持つことができた。

 

学生25(機械知能工学科 Bコース)

今まで安定していた炭素といえば12Cだけだと思っていたが13Cも安定な炭素であることを知った。宇宙空間は真空のはずなのに太陽は何故燃え続けているのか知りたかった。

 

学生26(機械知能工学科 制御コース 3年)

陽子数と中性子数というグラフで考えられる原子核(人工的に合成できる原子核)に比べて、自然界に安定する原子核はごくわずかということが分かった。また2820、・・・というマジックナンバーの陽子数、中性子数の原子核は特に安定であるというのが良く分からなかった。(講義中の説明で分かりました)

 

学生27(機械知能工学科、宇宙工学コース)

図での説明が良かったと思う。

 

学生28(電気工学科、電子コース 4年)

原子核の形成と安定については良く分かったが、何故安定するのかなどの根本的な話には全く触れていない。これは大学生向けとするならば、目新しいものがほとんどなく、新しい話題についても触れていないのでそれほど面白くなく、中・高生に向けたものであるならば少し不親切であるのではないだろうか。根本の意味もわからずに、結果のみを知らされつづけるのは退屈であろうと思われる。

 

学生29(物質工学科、材料コース 3年)

Rプロセス、Sプロセスなどの過程を経て238Uまでの元素は誕生したということは初耳だった。BeからCへと元素誕生の説明がとんでいたがBはどのようにして生まれたのだろうか

 

学生30(電気工学科)

元素の形成の過程、アルファー線、ベータ線、ガンマ線、ニュートリノなどの過程などが良く分かった。

 

学生31(物質工学科、応用化学コース 3)

ビデオ「元素誕生の謎にせまる」を見て、元素の誕生を知ることは、宇宙の歴史を知ることにつながるということが分かりました。「太陽はなぜ燃え続けているのか?」といった謎の答えを知ることができて、とても興味深かったです。

 

学生32(物質工学科、材料コース 3)

CGを使っていてイメージしやすく、分かりやすかった。

 

学生33(機械知能工学科、 宇宙工学こーす 3年)

宇宙を構成している原子の誕生のプロセス解明には柔軟な想像力と発想が必要だと思った。原子核の衝突によって発生したニュートリノは、その後どのような作用をもたらすのかと思った。

 

学生34(物質工学科、材料コース)

宇宙ができ原子ができていく過程というのが全てが偶然で少しでも何かが違うとまた全く別の宇宙ができていたと思うとすごく不思議に思い興味深かった。太陽の寿命は後50億年らしいが、もしそれまで人類が生きているならば未来の人はそれまでに太陽の代役を作るという大変な作業が待っているんだなと思った。

 

学生35(機械知能工学科 宇宙工学コース 4年)

進度が早かったのでまだこの分野の理解が浅い私には理解するのが困難であった。

 

学生36(電気工学科、電気コース 3)

いつも不思議に思うのはなんで宇宙は無から生まれてくるのか?と無とは何なのか、無から物質を作れるのかです。

 

学生37(物質工学科、応用化学コース 4年)

非常に面白かったです。

 

学生38(機械知能工学科、宇宙工学コース 3年)

今回のビデオは前期のリレー講義「現代の宇宙論」の内容と同じようなものであった。よって、復習のようなものであったが、見る前よりはより深く知識が身についたと思う。

 

学生39(物質工学科 材料コース 3年)

ビデオ「元素誕生の謎にせまる」を見て元素についていろいろなことを知った。知っている内容のほうが多かったのだが、始めて知るようなこともあり興味深かった。アインシュタインの式E=mc2を用いてエネルギーを求める話は、わずかな質量でも大きなエネルギーになるということに興味を持った。また、原子崩壊の話も面白かった。

 

学生40(電気工学科 情報コース)

細部の理解はあまりできなかったが、元素誕生のプロセスは複雑であるということは分かった。

 

学生41(物質工学科 材料コース 3年)

ビデオを見て、元素が誕生する過程を学び、知識がますます深まった。以前に、元素が誕生する過程は授業で教わったことがあったけど、ビデオを見て始めて学ぶ内容も多かった。地球上にどうして金などが存在するのかなど当たり前に思っていて、今まで考えたことがなかったので、とても興味を持ちました。

 

学生42(物質工学科、応用化学コース 3年)

今回のビデオを見て、元素の誕生について詳しく知ることができた。自然界には数多くの元素が誕生しているが、それぞれの違いや生成のされ方が良く分かった。不安定なものが安定になろうとする変化についても、良く分かった。

 

学生43

今まで、なんとなくでしか理解していなかった、元素が作られる仕組み、変化の仕組みについて深く知ることができた。まだ研究の途中らしいので、全ての謎が解明される日が楽しみだ。

 

学生44(電気工学科、電気コース 3年)

色々と面白かったが、一つ疑問ができた。超新星爆発は中性子が重力によって一点に集まって、その結果、起こるといっていたが、なぜ、中性子が集中すると爆発に至るのか、不思議であった。

 

学生45(機械知能工学科 Bコース 4年)

元素の安定、不安定など日常の生活では考えつかないものを考えるきっかけになった。宇宙で全てが生まれたと考えるとなかなか面白いです。

 

学生46(物質工学科 材料コース 3年)

元素の誕生を分かりやすく視覚から学ぶことができた。火の玉宇宙のイメージもなんとなくわいた。勉強不足の私には、少し説明が早い部分等もあったが、何度も見たいビデオである。小柴氏の凄さを改めて感じた。

 

学生47(電気工学科 情報コース 2年)

元素とか良く分からないんですが、元素がどうやってできたのかとか、どのように崩壊するのかとか、分かりやすかったと思いますでも、ちょっと話が速くて分からないところもありました。

 

学生48(機械知能工学科、機械科学コース 3年)

理論的に分かっている原子核数は7000個、実験的だと2000個もあるといっていて、その数の多さに驚いた。太陽が光を発生する原理やその他の原子のことについて、凄く勉強になった。

 

学生49(電気工学科、電子コース 3)

宇宙の起源がビッグバンなる大爆発であることは知っていたが、そこから生まれた陽子や中性子が融合や破壊を繰り返し、途方もない時間をかけて星が誕生し、人間の体が作られていることに感銘を受けた。何よりも人間には宇宙の謎を解明するだけの想像力があることに驚嘆した。人間なら未知なる元素を人工的に開発し、次世代を担う代替エネルギーを作り出すことも可能だろう、と思った。星には寿命があり、地球もその例外ではないということを知った。もし、人間がこのままずっと自然の資源を食い尽くし、廃物を垂れ流したりすれば、地球の寿命も縮まるのではないか、と心配になった。最後に、原子も宇宙も人間も然り、「自然界はエネルギー最小の状態(安定)を好む」ということを痛感した。

 

学生50(機械知能工学科、機械科学コース 3年)

原子がなぜ存在するかなど考えたことがなかったので凄く新鮮にそして驚きを持ってビデオを見ることができました。

 

学生51(機械知能工学科 機械科学コース 3年)

宇宙の始まりから数分間の出来事で、今の状態が生まれたことは奇跡に近いことであることを知りました。宇宙に存在するだろうと考えられる原子数の数が大量にあり、まだまだ発見されていないものがあること、実験でこれからも発見されていくだろうと思いました。専門的な事柄が多く、原子核を専門としない人には、難しく理解できないものがありました。ニュートリノやクオークなど。

 

学生52(機械知能工学科 宇宙工学コース)

元素の数が20000個もあると考えられていて、今はまだ7000個しか、実験的に解明されていないということを知って、まだまだ分からないことばかりなんだなと思った。中性子と陽子を規則的に並べていって、それがそのまま表になっているのは、初めて知って凄いなと思った。

 

学生53( 3年)

ビデオ「元素誕生の謎にせまる」を見て、私は今まで応用化学コースの講義の中で原子というものに触れることは他の人より凄くあったと思うけれど、元素についてはただ、陽子と中性子があってそれに電子が加わって原子ができるという、その程度の知識でした。中性子、陽子がどのようにできているのか知り、どれほど生命誕生に重要な役割を示していたかを感じました。元素、原子に対する興味が深まりました。

 

学生54(機械知能工学科、機械情報コース 留学生)

このビデオは思ったより分かり易い。元素はどのように生まれているかや基本の元素から、他の元素ができる。ニュートンの寿命が短くなれば全部がHeになるなんて全然知らなかった。元素の質量が小さくなるほど安定であり、エネルギーが高い。ラザフォド谷により、そこにある元素はNi、Feなどであった。マジックナンバー:2、8、205082126などは安定な元素である。

 

学生55(宇宙工学コース 3年)

 ビッグバン説というのはよく聞くけど、どのような事が起こっているのか分かっていなかったので、映像もあって分かりやすかった。CNOサイクル、たまねぎ構造、ハイゼンベルクの谷など、聞いたことのない言葉が多かったけど、だいたいのイメージは分かった。

 

学生56(電気工学科、情報コース)

 宇宙が生まれる前の「無」という状態がよく分からない。「真空」とは違うのだろうか?また、「無」の状態からどうやって宇宙が生まれたのだろうか。宇宙の種になるものは無いはずなのに。

 

学生57(機械知能工学科、 宇宙工学コース 3年)

 自分にとって全く未知な内容の話が多く、とても興味深いものだった。鉄よりも重い元素がどのようにして形成されたか、238Uはどうやって自然界に誕生したか、超新星爆発の原理など始めて知ることばかりだった。また授業中にこういった内容のビデオを見せて欲しい。